2014年4月8日火曜日

epidote と chlorite

新入社員の歓迎会がありました。

部長様がいくつか質問を紙に書いて用意いされていたのですが、その中に鉱物の知識を問うものがありました(その良し悪しは置いておきましょう)。

epidote の生成温度は?
フローライトの生成温度は?

最初の epidote は変成相の話で、圧力条件書かないとだめでしょ!と思っていました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Metamorphic_facies
もう一つ、フローライトの生成温度なんて、変成論にはなかったはず。こちらは何が聞きたいのか?と不思議に感じていました。

隣で飲んでいた同期のオペさんが「epidote ってなに?」って聞いてきたのでパッと「輝石!」と答えると、どなたか「違う」と速攻のつっこみ。ええ、違いました。緑簾石。最近 enstataite を調べていたので、そちらが e 始まりのイメージで出てしまいました。ゴメンナサイ。

もう一つ「フローライトってなに?」と聞かれたので、「フローライトは flourite だよ。ほら、あれだよ。机の横に置いているきれいなやつ」っと、全く和名が出てこず。年を感じます。少し間があって、「そう、蛍石!」。
こちらは突っ込みがなかったのですが、周りは連続して何を言っているのか?と思っていたのではないでしょうか。というのも、翌日、フローライトの質問の意図を研究職に聞くと、紙にはフローライトでなく、クローライトと書かれていたようです。そう、クロライト、chlorite、緑泥石。

ああ、紛らわしいと思いつつ、質問の意図に納得。
と思いきや、研究職曰く、「変成ではなく、変質を考えていたのではないか?」
確かに、200~300度と低い温度を正解としていました。
http://www.cssj2.org/seminar1/section16/text.html


しかし、部長様は酔っぱらいながら言われていました。「地下20~30kmで緑色片岩になる」と。
これ、やはり変成論を語っていたと思います。温度・圧力条件ともずれてますが。酔っぱらってごっちゃになっていたんですかね。

ま、epidote を輝石と言うよりはマシですか。

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