後輩二人から、確率降水量の設定についてレクチャーを受けました。
雨量の引伸ばしを自分で行うのは初めて。ですが、確率降水量の考え方や算出方法自体は、他の方がされているのを今まで見てきたので、ま、できるでしょう程度に考えていました。降雨データを用意して、確率分布関数(確率密度関数)を複数あてはめ、最も適合したものを選ぶというだけです。気象庁のHPが分かりやすいと思います。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/riskmap/cal_qt.html
ですが、できませんでした。
どのような雨量データを用意すべきか、という初期の段階で躓いたのです。
河川の方なら台風など一雨で期間を区切ると思います。が、私の適用したい現場では、数か月~1年のオーダーで雨量の引伸ばしを行う必要がありました。そこで後輩の出番。1時間ほど話ながら考えてもらい、最終的には解決しました。ありがたいことです。
ちなみに、計算に使ったソフトはコチラ↓
一般財団法人国土技術研究センター「水文統計ユーティティ」
http://www.jice.or.jp/sim/t1/200608150.html
分布関数は16種類。計算はほぼ自動。若干、使い方に戸惑うところはありましたが、よくできていると思います。こういったソフトを無償公開されるのはありがたいことです。今後も制約なく使い続けることができれば良いですね。
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