2013年10月20日日曜日

崩壊前の地形

時間があったので、崩壊後、土砂がどの程度移動するかを再現していました(今度は LSFLOW です)。

最初は簡単に考えていました。

崩壊前後の LP を使用すれば、モデルは簡単にできてしまう、と考えていたのです。が、これが誤り。多くの場合、崩壊後の LP はありますが、崩壊前はありません。写真から復元したとしても、その精度はLPに比べて落ちます。場合によっては10m以上の標高差が生じます。今回も部分的に5~10m、最大20m近いギャップが生じました。

崩壊後のLPにしても、そのままではすべり面として使えません。冠頭部はそのままで使えるのですが、末端部は土砂で隠れています。そのため、ボーリング結果を使って面を作ってやらないといけません。こんな当たり前のことも、手を動かすまで気づきませんでした。迂闊でしたね。

こういった前処理に手間をかけることが、精度を大きく向上させるための一因になります。
案外、パラスタより時間がかかるかもしれません。


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