塩竈市出身の後輩がいます。
御両親は御無事なようですが、帰郷する手段がないため、淡々と仕事をこなしています。SPEEDIや汚染の話もします。今後の復興計画についても冗談を交えながら話します。内心、つらいとは思います。
昨日、TOPの一人が「今こそビジネスチャンス」という趣旨の談話をWAN上にUP。それを受けてか、別のTOPの一人が、「不謹慎」とメールで支社構成員に談話を送付。
前者は会社を大きくすることはできるかもしれませんが、構成員に対する発言の時期を見誤っており、求心力に欠ける気がします(もともと好かれていないようですが)。後者は会社を大きくできないかもしれませんが、丈夫な会社を作るような気がします。
現段階で経営者としてどちらが正しい判断をしているのか私にはわかりません。ビジョンの有無だけの話なのかもしれません。ただ、「思っても、口にすべきでないよね」「上層部で起こっている騒動に、構成員を巻き込まないでくださいな」と呆れている構成員が多くいる会社、統一したビジョンが示せない会社は、すでに強くないということでしょう。
塩竈の彼は、この騒動をどう思っているのかわかりませんが、今日も淡々と仕事をしていました。
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