2011年3月13日日曜日

東北地方太平洋沖地震 その4

拡散シミュによるものと思われる影響予測の例が出てきましたね。・・・海外から。

1箇所がmeltdownした場合、6日から10日で北米西海岸に到達する絵がYouTube、twitter、ブログに拡散しています。3号機もmeltdownすれば、どうなるのでしょう。ロゴのAustralian Radiation Servicesのofficial HPには載っていませんのでコメント通り販売書物からの引用か、ガセかはわかりません。ソースの出所が不明なのと、結果が雑なので、後者の可能性が高いと判断しますが、ネット上の拡散の速さ、レスの付き方をみると、原発事故に対する海外での関心の高さは理解できます。

http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=fukushima-core <こちらによれば、今起こっている現象はstation blackoutと呼ばれ、非常にまれな状況ではあるものの、何十年も前から懸念されていた事象のようです。onsite, offsite powerの両方がある事象によって切断される確率は計算しにくい(想定しにくい)ようですが、三陸沖では地震と津波がセットで来るのが分かっているので、予想されていたはずです。予想以上の津波が来て、両方ダメになったというのは、マニュアル上は良いのでしょうが、住民や世界に対して納得させる説明ができるのでしょうか?
ただ、設計技術者も職員の方も、今は「命をかけて」対応されていると思います。大変なことだと思います。なんとか2次災害に合わないよう、食い止めてください。

一方、国内では、現時点で被爆者が20人以上出ていますが、詳しい状況は公表されていません。情報統制も必要ですが、周辺住民の方、東北地方の方の心情を思うと、どうなんでしょうか。

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