2022年2月27日日曜日

Geochemistry, Groundwater and Pollution の訳本

書店で面白そうな図書を見かけました。

中川(監訳)「環境保全のための地下水水質化学-地球化学,地下水および汚染-(上)·(下)」

国内の図書にしては珍しく PHREEQC の input data が載っている!と思いきや、ほぼ記憶にある内容。あれ?と思って表紙を見てみると、C.A.J. アペロ「Geochemistry, Groundwater and Pollution, 2nd edition」の翻訳書でした。日本語版が出版されたのですね。昨年発売ですので、遅れること16年。国内にも細々と使われている方がいらっしゃったようです。

この分野、国内には良い図書や文献がほとんどない状況。理解したいなら海外の知見に頼らざるを得ません。そうすると、最初から英語で学んだ方が良いように感じます。が、この洋書1冊を理解するのにかかった時間を考えると、最初は訳本を併用した方が効率的かもしれません。

ぜひ、hydrogeochemistry  の裾野を広げる契機となってほしいものです。

 

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