2022年2月11日金曜日

iRIC Ver.3

一週間ほど、OpenFOAM の interFOAM (VOF 法)で、河川の自由表面流れを計算できないか探っていました。

結論としては達成できず。力不足です。
tutorial がなく、計算例も web 上に見当たらず。どうも境界条件の与え方が良くないのだろうとあたりを付けたものの、どのように修正して試行すればよいのかわかりません。こうなるとサポートのない Open Source では、初心者は行き詰ってしまいます。
で、寝かすことに。

地下水と連成しないのであれば iRIC でよいか、とそちらへ移行。
これ、実務では使ったことがありません。これまで実務で扱った土石流や河床変動計算は、現場によって独自の条件が加わっており、パッケージソフトでは対応できなかったのが実情でした(河川のプロはメッシュ作成に使っていると聞いています)。
以前、iRIC では簡単な土石流計算が手軽にできるといったプレゼンを見せていただいてから、いつか私も使ってみようと考えていました。

で、購入した図書がコチラ↓
木村「iRICによる河川シミュレーション」

ソフトは Ver.3.0.19 を DL。
早速、図書の順番通りに 1D から動かしてみようと思いきや、Ver.3 には 1D が入っていない模様(別途入れるのでしょうか?)。
2D で 1D 計算をすればよいかと動かしてみたら、今度は fortran の error。
作成したファイルをもう一台のPCで動かすと、計算してくれました。原因がわかりませんが、気にしないことに。

2章の内容を Nays2DH を使用してトレースしただけですが、概ね手順を理解できました。なかなかお手軽です。ポスト処理が楽ですね。
そのまま4章まで読みましたが、難しいことは書かれていません。CIP:空間3次、風上差分:1次を実装しているようですが、前者で振動するなら後者で、だそうです。

実際の地形を考慮するのは5章以降。引き続き読んでみましょう。

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20220213
error はバグとのこと。以下で動きました。
https://i-ric.org/forum/tmp%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/1D

1Dソルバーは 手作業で追加でした。
iRICインストールフォルダ内の「solvers」へ。
https://i-ric.org/download/solver-install-manual/

 

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