2020年10月11日日曜日

文献 その2

ためがちな文献。

最近は 土石流や SPH 関連をよく読んでいたので、それ以外は放置でした。
以下、気になったモノと箇所を書きとめておきます。

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K-NET・KiK-netのPS検層記録に基づくVs・VPおよび深さの関係
物理探査/ 72 巻 (2019)
Vs-1000m/s 以下の領域では、Vp=500m/s or Vp=1500m/sに大別される。
土質によらない。不飽和、飽和による。
地下水の既知、未知に応じた回帰式を提案。
ポアソン比:K-NET:0.45以上(深度20mまで)、KiK-net:0.33(ばらつき大)

レイリー波の分散曲線の近似計算法の提案と地下構造推定への応用
土木学会論文集/1997 巻 (1997) 577 号
多層水平地盤構造における基本モードレイリ-波の位相速度の分散曲線をS波速度と層厚のみのパラメータで近似。

深層学習による崩壊・非崩壊地の自動判読手法の開発
日本地すべり学会誌/56 巻 (2019) 5 号
SonyNNC使用。深層崩壊地のタイル画像作成・利用

地すべり運動を磁気特性から探る-リングせん断試験の供試体を用いた帯磁率および残留磁化実験による検討-
日本地すべり学会誌/56 巻 (2019) 5 号
リングせん断試験により供試体の磁性粒子が円周方向に配列。磁気特性からすべり運動の方向を再現できる可能性がある。

天然ダムの決壊による洪水流下の予測と対策
砂防学会誌/45 巻 (1992-1993) 1 号
天然ダムの決壊時刻を推定する簡易推定図
単位幅ピーク流量と単位幅貯水面積との関係による単位幅ピーク流量の簡易予測図
(1)天然ダム決壊時のピーク流量の支配的な指標はダム高さと河床勾配である。
(2)天然ダムが高いほど単位幅ピーク流量が大。河床勾配が大きいほど単位幅ピーク流量小。
 
ネット上で引っかかった文献
塩化ナトリウムの地下への浸透による水質変化に関する研究
凍結防止剤の散布
高速道路からの距離と塩化物イオンの関係:150m付近まで基準超過
安山岩と花崗岩領域の水質変化の違い
 
昨今の災害事例から見た道路斜面防災の在り方と留意点
治水3法から土砂災害防止法までの変遷・・・基本的にその対象が人家等の保全対象を含むもの。道路には対象から外れており、自衛手段が求めらる。
切土のり面の崩壊
①供用後5年以内
②過去に変状を来したのり面
③急速施工
④発生しやすい地質
⑤80%以上が深度5m、平均N値23未満。
⑥背後にリニアメント(断層、素因)
盛土のり面の崩壊
①盛土を通るリニアメント
②ボトルネック地形
③道路を挟む上流側にレベルバンクや集水地形
④崩壊の半数は供用後5年以内。20年以降でやや増える。

 

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