「H2O の公式イメージがない」
無料枠のインスタンスでは GPU がついていませんので、Deep Water は無意味。開発も中止されているようですので、今後の実務での運用も期待できません。
公式には、AWS 用に Cloud Formation を利用したテンプレートが用意してありました。が、これも無料枠内のインスタンスは含まれていないようです。
Docker より Cloud Formation を利用した方が簡単で早い、というのはわかりましたが、AWS 初心者ですので、まずはその構成を理解することから始めました。
実際に手を動かしてみると機能や設定すべき項目が予想よりも多くありました。少し甘かったようです。
今回は、以下の設定を行いました。今後、各種インスタンスを立ち上げるにしても、最低限必要な設定でしょう。
・セキュリティ
MFA, security group
・アカウント
IAM (group, policy)
・ネットワーク
VPC (IP, subnet, route table, internet gateway), elastic IP
・仮想マシン
EC2
・ファイル転送
WinSCPを利用
オンプレミスであれば、情報インフラ担当部署の範疇。ネットワークを組むなら家でも必要な設定ですので案外ハードルは低いのですが、AWS の仕様に沿って進めるのは初めてで(当たり前)、また関連付けも必要になります。今回は以下の図書を参考に設定しました。
「Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版」NRIネットコム株式会社
最終的には H2O を稼働させ、外部から計算をかけることが可能となりました。
流れはわかったのですが、いくつか注意点があります。書き残しておきましょう。
- flow を用いるには、セキュリティーグループのインバウンドで54321ポートの解放が必要。
- 停止中のインスタンスに Elastic IP を関連付けていると課金対象。https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/knowledge-center/elastic-ip-charges/
まだ、社内ではAWS を導入していません。インフラ担当部署に整備を依頼しても、「やったことないからわからない」とか言われて投げ返されるでしょうね。積極的に関与してくれるプロがそばに欲しい。技術は担当技術だけに注力したいのですが。
ま、ハードの選定や準備、保守管理の手間が省ける(その時間を購入できる)のがメリットと、プラス方向に考えましょう。
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