2017年3月3日金曜日

Dam Break (DualSPHysics Ver.4.0)

次に手を付けたのは、よくあるダムブレイク問題。

偶然、同じモデルを FEM で解いていたツワモノがいました。どうやって解いているのか、最初は全く想像がつかなかったのですが、話を聞くうちに見えてきました。凄いですね。

同モデルの実験値が載っている文献を頂いたのですが、著者はSPHysics 関連の文献を発表されていた方でした。狭いもので、戻ってきました。

サンプルケースは問題なく動きました。



結果を動画にして FEM の方と2人で見ていたのですが、2人とも同じ感想。

「ネバい」

1.5秒ほどでほぼ動きが止まります。粘性が強すぎるのでしょう。

inputを見てみますと、人工粘性が選択されていました。
これを水の動粘性係数になるよう変更し、再計算!

結果は全くダメ。
発散し、全粒子が空中に飛散します。これはSPH特有の問題なのか、粒子法共通なのか、それともアルゴリズムに依存するのか?わかりません。容易には受け入れ難い結果です。人工粘性の方が安定する、柱にかかる圧力を実験値と一致させやすい、などの理由でこのセッティングなのかもしれません。

続きます。


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