先輩より「液塑性限界試験で NP の場合、試験数量として計上しているか?」と聞かれました。
私は基本計上しています。「見ただけでわかるでしょ」は通じません。お客様や設計者は土を見ませんので。それで良いとも思えませんが、そのような試料であったことを伝えることも、この御時世、求められているのかと。
これについて歩掛で何か触れられていないか?と確認しておりましたが、特に記載は見つかりませんでした。が、他の種目について触れられていたものがありました。
「港湾土木請負工事積算基準」では、標準貫入試験の計上方法について細かな取り決めが書かれています(恥ずかしながら初めて知りました)。概要は以下の通り。
・ロッド自沈は計上しない。モンケン自沈は計上してよい。
・貫入区間内で層変わりしている場合、本打ち区間で厚い方の土質で計上。(予備打ちは含まれていません)
・同層厚の場合は上層で計上。
あくまで、モンケンでたたく行為について代金を支払うといった考え方のようですね。サンプラーの上げ下げの手間は考慮されていないように読み取れます。
シンウォールサンプリングについても記載があります。
これまで試料の脱落したものは計上していませんでしたが、計上しても良いとのこと。
技術論とは無関係の細かなルールですが、覚えておくとつまらないところで躓きません。
忘れないようにしましょう。
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