悪天候による作業中止は、山の中ではあまり発生しません。しかし、海上ボーリングなどでよく発生します。
労働安全衛生規則では、悪天候による作業中止項目が多く決められています。
このサイトが比較的よくまとまっているでしょうか?規則は度々改正されますので、時点での決まりを確認する必要はありますが。
http://isabou.net/soft/petit/common/PipeStage/Staging/ReferBadWeather.asp
通常、「風速 10m/sec 以上」で判断したり申請したりすると思われますが、この数値は労働安全衛生規則には出てきません。「強風」と書かれているだけです。
その根拠は通達によるのですが、これも改廃が繰り返されています。
最新では林業関連で更新されおり、以下に掲載されています。
厚生労働省労働基準局 基発0115第4号 平成26年1月15日
足場やクレーン関連では、これのようです(古い通達で内容を見たことがありませんので、誤っているかも知れません)。
基発第101号(昭和
34年 2 月18日)
基発第309号(昭和46年 4 月15日)
http://www.to-gisi.com/magazine/51/doc05.pdf
吹き流しを警戒船などに配置する理由は、風速10mの判断を分かりやすくするという目的があるように思います。真横に吹き流され続けると、10m/sec を超えているとみなすとか。
ただ、風速6m位になると真横を向き始めるので、風速計によるチェックも必要でしょう。最近は UAV が流行ですので、お持ちの方も多いと思います。
いずれにしても、安全に対する学習・予測・準備は怠らないようにしましょう。
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