2015年3月2日月曜日

水平小段

水平小段の自動作成は、Civil3D、V-Roadともにできません。
2~3段なら、工夫次第でできるのですが、それ以上になるとお手上げです。

今日は10段強の水平小段を有する切土のり面を、手で作っていました。
初めて作成するのでコツがわからなかったのですが、丸1日の作業を終えた頃、ようやく、なんとなく見えてきました。
のり面を広く作成しておき、地形との交線で切り出せば、モデル上の境界が自然に見えそうです。

1.中心線と縦断計画から、路面のみコリドーを作る。
2.小段の高さに該当する測点をピックアップ。
3.その測点から水平小段を伸ばす。(等高線とクロスさせ、広めの小段を作る。)
4.その小段のポリラインを利用し、のり面サーフェスを作成。
5.地形とのり面の土量サーフェスを作成。
6.土量サーフェスの等高線を0mのみ表示。
7.土量サーフェスから0mのラインを抽出。
8.のり面サーフェスに、0mポリラインを境界として付与。
9.地形サーフェスに貼り付け。

自動作成になれてしまうと、このような手作業は面倒ですね(昔の人は、偉いですね)。ラウンディングまで作成できませんので、実施工の範囲や境界とは全く異なりますが、モデル上は許容範囲でしょう。

Civil3D 2015 Productivity Pack 1より、TINサーフェスからソリッドを作成できるようになりました。
ただ、ブーリアン演算を介在させているのだと思いますが、エラーでソリッドができないこともあります。ま、その時は3D面(三角形)の抽出であきらめましょう。


昔、先輩が解析屋さんに、「パソコンでトンネルを掘る方が、実際に掘るより難しいなあ」と言われていましたが、よくわかりました。のり面もトンネルも、PCでモデル化する方が面倒です。





0 件のコメント:

コメントを投稿