砂防学会の発表予稿を通して見ていたのですが、以下の3点が印象に残りました。
・空中電磁探査
・酸素同位体比
・UAV
上記調査が増えたように感じましたね。深層崩壊を通じて砂防分野に興味を持ち始めたのが最近ですので、ようやく気付いたのかもしれません。
酸素同位体比は、地下水調査で他の同位体と併せて実施されています。UAVについても比較的安く導入できます。空中電磁探査は前回記載した通りです。これだけは何とかしたいところです。
一方、最も興味を惹かれたのは、古典的な堰堤の老朽化調査でした。
数点ほど発表されていましたが、いずれも表面だけでなく、トモグラフィー的な弾性波測定を計画・実施されていました。これ、地味ですが解像度はかなり上がるでしょうね。
新しい調査法を導入する必要もありますが、古いものをより深く使えるようにすべきと、あらためて感じた予稿集でした。
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