路線測量前ですが、横断を30箇所ほど切って、概略の計画を入れられています。測量平面図の2次元コンターに V-Roadのオプションで高さを与え、平面・縦断計画を作成、横断を書きだされたようです。
私がデータを受け取る前に、別の技術者が崩壊前のLPデータを使って、いくつかの横断に土層ラインを入れていました。調査計画を立てるためです。こちらは Surfer を使われていました。
で、私。
崩壊前のLPを読み見込んでサーフェスを作成。中心線XMLがなかったので、代わりに頂いたSIMAデータから線形を作成。その2つから縦断を作成し、最後に全測点の横断を書き出し、頂いたデータに重ね合わせました。
ちなみに、既往ボーリングは砂防関連の調査。砂防の設計者はLPデータを Civil3D で処理し、任意断面を切っていました。
触っていて、無駄が多いと感じましたね。
道路技術者が V-Roadを選択するのはわかります。ですが、こちらとしてはGEORAMA + Civil3D のほうが効率が良い。ある程度、ポリラインの高さのやり取りはできますが、座標系や線形要素、TINサーフェスなどがうまく授受できないため、基本的にはデータの作り直しです。道路屋、砂防屋、地質屋、それぞれが同じような作業を行っています。同じ会社なのに、 もったいないですよね。(ちなみに、橋梁屋さんは2次元でした。)
CIM も一部で流行っているようですが、まだ3次元化するのに頑張っている or ある会社のソフトウェアラインナップを連携して使おうとしている、といった状態ではないでしょうか?
ま、それはそれで、3次元の長所が分かるので良いと思います(ソフトウェア会社に踊らされているようにも見えますが)。
CIM というからには複数のソフトウェア ベンダー間で、情報の欠落なくデータを授受できる環境にならないとダメでしょうね。電子納品の時のように規格を先行統一、ソフト後追いといった形でも良いですから、とにかく無駄のない作業を進められる環境が欲しいものです。
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