2014年1月2日木曜日

振動センサーと崩壊

斜面崩壊の位置や時刻の特定に、Hi-net などの振動データを利用するという手法は、比較的スタンダードなようです。私はそのことを最近知り、その発想に感心していたのですが、先輩は既知の手法の一つとして扱われていました。調べてみると、9年前の深層崩壊に適用した発表がありました。確かに古い。でも、最近まで実用化はされていなかったようですね。

以下は、振動センサーで深層崩壊位置を特定しようといった、最近の動きです。

土研さんの例
http://www.pwri.go.jp/jpn/webmag/wm030/kenkyu.html

国土交通省の取組み
http://www.mlit.go.jp/common/001019677.pdf

センサーの位置が適当であれば、表層崩壊・土石流でも発生時刻は分かります。
伊豆大島の場合、発生位置とセンサーが近すぎますので、位置の特定までは困難なようですね。

伊豆大島の例


設置するのも、観測するのも、データを整理するのも、知識やノウハウが必要とされるようです
周波数スペクトルの結果もに差があるようですので、今後の解釈に期待ですね。

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