2013年12月15日日曜日

GEORAMA ユーザー

構造物を3次元ソリッドで作成していただこうと、他分野の方と話をしていました。

席に来られるなりPCの画面をのぞかれ、「Civil3D ですか」と。
グラボ、CPU の名称を話しても通じました。ケースも珍しそうに見られていました。GEORAMA も御存知でした。話を聞くと、Civil3D や InfraWorks をよく使用されているそうで、ユーザー会にも積極的に参加されているようでした。

その方のお話ですと、GEORAMAユーザーはレアとのこと。
ま、そうでしょう。BIMやCIMなど、設計者による3次元化は始まっています。が、上物が主体です。地質屋さんががんばって3次元化を進めているといった話も聞きませんし、必要だという設計者の声も聞きません。

ただ、GEORAMAも、それしかないので使っているだけですし、おすすめできるソフトではありません(先日もエラーで立ち上がりすらしませんでした)。
ですが、3次元で地質分布を組み立てていく方が、間違いが少なくて済みます。断面毎の整合性や分布のなめらかさをPCにチェックさせた方が楽ですし、自分のミスに気づきやすくなります。とにかく、手を動かさないと気付かないことだと思います。

今週は、大手さんが調査された結果を使って、シミュレーション用の3次元地質モデルを作成していました。ですが、3次元で地質を組み立てている = 他社の地質屋さんのミスを手直ししている、といったような状況でした。横断で断層のずれを考慮しているが縦断で断層が表示されていない and 断面のズレが考慮されていない、断面交差位置で崩土の厚さが違う、平面では1つのすべりブロックであるが、断面では途中から段差が生じるなど。それ以外にも基本的なこととして、ボーリングの位置が読み込んだXMLと平面で違う、平面に座標を持たせていない+トンボがない=大体でしかプロットできない、等々。気付かれていないのでしょうね。


Civil3D2013 + GEORAMA2013 (いまだにGEORAMAの2014が出ていません。どうなっているのでしょう、CTCさん)でモデルを作った後の可視化については MVS を考えていたのですが、その方曰く、「InfraWorks のほうがきれいかも」。
データを移す手間はほとんどないそうですので、手を付けてみますか。


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