2021年10月16日土曜日

衝撃力のサンプリング

玉石がコンクリート壁に衝突する際の衝撃力を解析結果から抽出していました。

最初に衝突する6個の石の速度変化と一緒に図化すると、なぜか2個の衝撃力が取れていません。再計算しながら解析画像を書き出し、礫の衝突するタイミングや配置を追認してみましたが、きちんと壁に衝突しています。
1/1,000秒の書き出しではダメ?ということで1/10,000秒で書き出してみました。

はい、取り出せました。小さいのでΔtも小さいのかな。
1/10,000秒ではピーク値が取れていないように見える箇所があり、最終的には1/100,000秒で書き出して評価。この辺り、数値実験では容易です。

もし、実際に衝撃力を計るとすれば、このような高サンプリング周波数対応の応力測定器を探すだけで一苦労でしょう。ないかもしれませんね。

気をつけましょう。

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20211019追記

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sabo1973/32/1/32_1_40/_article/-char/ja/
衝撃力の時間に関し、「砂防ダムに対する土石流衝撃力算定とその問題点」で紹介がありました。内部の歪みは50μsec~1msec以内で消えるとのこと。今回は玉石なので、さらに短いのでしょう。1/1000秒間隔だと、拾えない衝撃力があるのも納得です。

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