2017年2月20日月曜日

地形・地質の3次元モデルとルーチンワーク

今日は2件の簡単なヘルプに応えました。
どちらも三次元絡みです。

内 1 件は 10 本強のボーリングから 3次元地質モデルを作成するといった内容。お客様から求められた内容に対し、無償提供可能な範囲で応じたいとのことでした。
地形を作って、ボーリングを読み込んで、適当なレベルで3次元モデルを作成し 3D_PDF で返しておきました。得られた地層面の妥当性を判断する過程以外はルーチンワークなのですが、それでも3時間かかりました。

もう1件は地形の作成。こちらは基盤地図情報の 5DEM LP からコンター図を作成したいとのことでした。こちらは完全にルーチンワークです。
が、欲しいエリアに 5DEM のないことを確認。数分で終了でした。
そういえば、5DEM祭りから既に5年が立とうとしています。


振り返ってみると、今年度、土質・地質断面図を作成するにあたり 3 次元をベースとした業務が 100% になりました。いえ、昨年度までのように、ガッツリ3次元可視化を行った業務はありませんし、3 次元が仕様に入っていたものもありません。単に、「楽だから」そうなったということでしょう。

勿論、全ての地層を3次元でモデル化しているわけではありません(これをすると、労力が半端ないですから)。表層の盛土部などは、切り出した後に2次元で入れていますし、色を塗るのも切り出した後です。メインの地層面だけ PC に描いてもらい、それを 断面図の「素材」として利用しているというレベルです(2次元、3次元の良いとこどりをしているイメージです)。
5年前に↓のようなことを書き残していましたが、今はこの手順がデフォルトになりました。
https://phreeqc.blogspot.jp/2012/04/23.html


この5年間で、このような流れに変化しました。
ルーチンワークが多いので、次の5年間ではパートさんレベルでやっていただきたいなあと、思うところです。いえ、2次元CAD屋さんもいない現状では高望みしすぎでしょうか?


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