2015年8月1日土曜日

河床変動計算

先日、河床変動に関する講演を聞いてきました。

昨年度、土石流特有の実験式を追いきれず、また実務でも計算不要となったためスルーしていたのですが、良い機会なので聴講してきました。
http://phreeqc.blogspot.jp/2014/12/blog-post_21.html

河床変動方程式は1970年代には既に提唱されていたようで、40年以上使用されています。が、その割には、土石流、河川で異なる式を使い、しかも土砂濃度といったユニークな視点で多くの方が実験を行い、それぞれ独自の式を提唱されてきたようです。門外漢から見ると、他分野に比べあまり統一されていない印象を受けます。いずれ統一されるでしょう。

講演は、いくつかの計算例を用いて説明がなされており、いずれも興味深い内容でした。
少し期待していた基礎方程式(実験式)部分は軽く流され、その先の話がメインでした。ま、これは仕方ありません。
中でも印象に残ったのが、表層部の影響の評価。河床変動に関しては、砂州内の浸透流や表層の植生の影響を考えないと、全く合わないそうです。
側方浸食については、取り入れていないコードがスタンダードのようです。短期の河床変動を相手にすることが多いのでしょうか?

様々なコードがあるようですが、この分野、2次元平面までが主体のようです(LS-FLOWもそうでしたね)。3次元に比べ簡易ですし、流れの部分の方程式はどれもほぼ同じようですので、とりあえず周りから攻めてみましょうか。

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