次は、地盤工学会「地盤工学実務シリーズ18 液状化対策設計」です。10年前の図書です。
この本は液状化に特化して解説されていました。他の本とかぶっている箇所が多々ありますが、何度も読んで頭に刷り込むには良い機会でした。以降、備忘録です。
・限界動水勾配(p25)
・流動する地盤から杭に及ぼされる荷重が速度に依存する(p43)
ダッシュポット、粘性の存在
・液状化の際は非排水として扱うことが多い>実際には間隙水圧の浸透、転移が生じる。>地震応答特性、残留変形に影響する場合あり(p59)
礫、グラベルドレーン、転移による二次的な液状化
・最大せん断応力τmaxの補正(p62、79)、・液状化強度比の補正(p66)・FL値(p80)
このあたりは他の教科書よりもやや詳しく書かれています。
・FL値から間隙水圧上昇量の簡易予測(p81)
・FL値から液状化の程度の予測(p83)
層内の一部で液状化するときは、説明に困りますよね。その場合に試してみましょう。
・全応力解析による液状化予測(p90-92)
FL値・累積損傷度
・有効応力解析による液状化予測(p93-)
地震終了直後の残留変形で、その後の沈下は求められませんね。実務では技術者によって多々工夫されています。
要素シミュレーションにも触れられています。
地震以降の変形については、p98より記載有。ALID、微小変形と有限変形の違いなどは、ここで触れられています。
案外、解析については書かれていませんね。10年前だからでしょうか?最後の本に期待しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿