二重管サンプラーの代表として、デニソンがあります。
デニソンサンプラーの中にはシンウォール管が入ります。そのため、掘削径はシンウォールより一回り大きいφ116mmとなります。これは一般的によく知られていますし、正解です。
しかし、二重管サンプラー = φ116mmは誤り。二重管サンプラーもトリプル同様にいくつかの径が出ています。掘削径 86mm で採取できるタイプも販売されています。地盤工学会基準「地盤調査の方法と解説」にもいくつかの径が紹介されています。
しかし、デニソン以外のサンプラーは、あまり見ません。トリプルの86タイプで硬質粘性土も採取できるからでしょうか?
ちなみに、固い粘性土であれば、小径倍圧サンプラーという手もあります。これなら、φ66mmでも採取可能です。ただし、水圧をかけるため、通常のホースでは破裂しますし、場合によっては機械が浮かないようにアンカーを取る必要があります。水周りを耐圧仕様にする必要があるため、やや面倒です。個人的には避けたいサンプラーです。
粘性土の場合、個人的にはアクリル管よりシンウォール管のほうが取り出しやすいので好きです。デニソンで上手に取っていただけるほうがありがたいですね。
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