2012年11月5日月曜日

5mメッシュ(標高)の精度 その2

ある図郭をSurferで図化しました(griddingは約5m)。

5mメッシュ(LP)

 5mメッシュ(写真測量)

 見た目はさほど変わりません。が、差分(写真標高-LP標高)をとると、以下の通り。

差分(写真-LP)


やはり、大きく差が出ています。特に山中の谷部で20m以上の差が出ています。ま、木があって難しいんでしょうね。測量屋さんによると、写真で分からないところは、ある程度現地で確認して補正すると言われていましたが、広域の測量時に一々、道のない谷に入って確認するとも思えません。尾根でも10m以上の差の出ている箇所は結構あるので、単純に植生密度の影響かもしれません。

gridding 前の生データ(といっても、これも gridding 済みですが)を比較しても、写真測量が平均値、中央値で+10m、最大+28mとなっています。基本的に、データの質として、それだけの差があるということです。
当然、技術上も経験上も LP の方が実測に近いと思われますので、写真測量の精度が粗いと考えるべきなのでしょうね。

提供されているデータは、あくまで標高点のみ精度が保証されているということでしょう。写真測量の他の図郭においても、20m程度の差は含まれる可能性があると考えておいた方が良いかも知れません。 

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