レーザースキャナーで測定した構造物データを、2次元にしたい方がいらっしゃり、お手伝いしていました。
最初に聞いた時は驚きましたね。なぜ、3次元データ2次元データに変換するのか?
まあ、2次元で設計するのであれば仕方ないのですが。
さて、測定した会社から頂いたdwgデータは220万点のポイントデータとなっており、動きが重たすぎます。そこで、座標TXTデータを送付していただき、点群データとして読み直しました。これで動きはサクサク。次のステップへ移れます。
さあ、2次元にと思いましたが、ここで詰まりました。2次元データにするには、Express Tools の Flatten Objects を使えば可能ですが、点群データは扱えません。仕方ないので、重たい point データに戻り使用しました。
ところが、半日たっても変換が終わりません。あきらめました。
測量部隊にも try してもらいましたが、結局ダメ。
CGのプロに聞いても、「みんなレーザーで測定して図面ができましたなどと簡単に言うけど、構造物の場合は一点一点、写真を見ながら結んでいるんだよね。」とのこと。確かに、そこに時間がかかります!努力しています!という話は聞いたことがありません。高度なイメージを保ちたいのでしょうか?
最終的には、点群データを目視でトレースし、構造物の外形を2次元にすることが一番早い手法ということで落ち着きました。高度なようで、なんとも低級、アナログな手法です。まあ、そもそも220万点の2次元データを32bitアプリで読めるとは思えませんので、ちょうどいいのかもしれません。
その後、Labs のプレリリース版を調べてみますと、点群データから shape を抽出するプラグインが出ていました。AutoCAD 2012 のみ対応だそうです。今後、LPデータが普及してくると、こういった機能が必須になってくるのでしょうね。
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