昨年度から今年度にかけて、井戸調査を含む仕事が多く入っていたようです。
私は解析業務の管理に携わった程度ですが、現地担当は忙しそうでした。
台帳を見てみると、野帳に記入→EXCEL入力でした。20年以上前から変わっていません。GIS を利用していない方々でしたので、iPad 等での現地入力という選択肢をもっていなかったのかもしれません。
そういう私も、端末用のデジタルフォームを作っていないなあと思い、少し手を動かしてみました。
https://phreeqc.blogspot.com/2017/12/survey123-for-arcgis.html
今回は、ArcGIS Survey123 Connect を利用。EXCELで項目を追加するだけで、入力フォーマットが作成されて行きます。非常に簡単です。
1~2時間ほどでプロトタイプが完成。
で、アップロード。
ジオリファレンスは1個のみ、とエラーを吐かれたので、修正して再度アップロード。
実際にスマホで入力してみると、想像以上に使い勝手が良い(iPadよりも)!
1タップで選択できる項目を多く配置したので、入力が楽&速い。これは後のフィルタリングで困らないためだったのですが、かなりの入力効率化につながりました。
リバースジオコーディングで位置情報から住所の入力も可能です(クレジットを消費します)。必須入力項目を指定しておけば、記入漏れを防ぐことができます。何より、帰社後の写真整理や位置図の貼り付けが不要になるのが嬉しい。しかも、入力したデータは既に GIS データになっています。これで帰社後の整理作業がほぼなくなりました。
入力の準備が終わったので、さあメンバーの追加!と思いきや、グループに現地調査員(仮)を追加できません。ん?
サポートに確認すると、デフォでは同種類のメンバーしか共有できないとのこと。組織アカウントでフォームを作成したなら、基本は同じ組織アカウントしかデータを入力・共有できない仕様。うーん、ここにきて使えない。ライセンス数分のアカウントを各班に割り当ててしまうと、他の GIS 作業がストップします。うーん。
不特定多数への完全公開は論外。残る手段は Field Worker ライセンスの購入だそうです。online では $350/yr で販売されていました。うーん、商売上手。私が担当なら買っちゃうでしょうね。
次は、入力したデータを含む台帳を印刷。
と思いましたが、ココでもクレジットを消費するそうです。これは VBA 等でスクリプトを組んだ方が自由に加工できるかも。今回はココまでかな。
他部署では、ソフトの作成・利用で現地調査の効率化・ペーパーレス化が進んでいます。設計部署でも AR を利用した現地踏査が始まっています。
「携帯端末を現地調査に使わない(使えない)」は、とっくに卒業すべき時期を迎えていたようです。
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