ある方から声をかけられました。
何かな?と思って話を伺うと、「物理探査へのスパースモデリングの適用について」でした。恥ずかしながら、 そのような動向を知りませんでした。
調べてみると、ありますね。
珠玖「物理探査におけるスパースモデリングの可能性」
http://soil.en.a.u-tokyo.ac.jp/jsidre/search/PDFs/19/T-6-3.pdf
L1ノルムを利用したLASSO回帰です。
https://phreeqc.blogspot.com/2020/12/blog-post.html
物理探査学会でも平成31年2月のワンデーセミナーでテーマに取り上げられていました。
http://www.segj.org/letter/SEGJ_NEWS_NO42.pdf
全地連さんの「新マーケット創出・提案型事業」でも取り上げられていました。
https://www.zenchiren.or.jp/market/pdf/h27-3.pdf
スパースモデリング自体は昔からありますが、物理探査の最適化手法には組み込まれていなかったのですね。というか、トモグラフィーを自分で組んだことがない(市販品しか使ったことがない)ので、実装の種類について調べたり比較したりすることがありませんでした。
考えてみると、次元圧縮手法なのでノイズは飛ぶかもしれません。インバージョンに最初に適用されれた方は素晴らしいですね。
海外では物理探査の順・逆解析コードが多数公開されています。中には既に実装されているものがあるようです。話題になっていた機械学習手法も既にありそうですが。
日本では新商売を目指されていますのでコードは公開されないでしょう(少なくとも、最後の全地連さんからは公開されていません)。二番煎じなら特許を取れそうにないですし、残差を小さくするアルゴリズムを変更するだけなので(これまでより負担が増えるわけではありませんから)商売にならないのでは?ま、ヒトの世なので宣伝次第でしょうか。
最後の報告書を読みながら、海外のコードを調べてみましょう。
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