続きです。
文献を読み直してみました。
流れは単純なのですが、数式は理解できませんでした。 うーん。
★方針
- 地震計は、その固有周波数と減衰係数によって特徴付けられる
- 地震計の固有周期よりも長い周期の地震動は、その特性により減衰される(振り子も地面と一緒にゆっくり動いてしまうので、差が生じないイメージ)。
- 短周期地震計の記録から長周期の地上運動を再構築するためには、観測されたデータをその応答でデコンボルブする必要がある。
- 時間領域でのフィルターを開発し、ブロードバンド地震計をシミュレートする。
★フィルター
- 1自由度減衰強制振動式を使って、ラプラス変換により地震計の伝達関数(入出力比)を表現。
- ブロードバンド記録に変換する関数を作成(F-netの伝達関数/Hi-netの伝達関数)。
- 離散データに適用するためz変換を利用。関数を式6に書き換え。
★hinet-decon https://github.com/tktmyd/hinet_decon
'-o outfile' ( indicate output sac filename <sacfile.out> )
'-f0 freq' ( eigen frequency of input signal <1.0> )
'-h0 damp' ( damping constant of input signal <0.7> )
'-f1 freq' ( eigen frequency of output signal <0.00833333> )
'-h1 damp' ( damping constant of output signal <0.707> )
'-decon' ( deconvolve without simulation seismometer )
'-int' ( output displacement record by numerical integration )
'-fint freq' ( corner frequency of low-cut filter for integration )
'-hint damp' ( damping constant of low-cut filter for integration )
f0,h0:Hi-netの地震計特性(概ね、この値です。)
f1,h1:F-netの地震計特性(シミュレートしたい計器の値:JIZFの固有周期は120秒=0.008333Hz、地震計によっては大きく異なっています。)
下3つはまだ理解できていません。使うことはないので寝かしましょう。
★不明点
- 「デコンボリューション」の和訳(カタカナ語としてそのまま使われている文献を見かけましたが)
- 式2の分母(線形常微分方程式のラプラス変換とすると、iはどこから?符号はどこで入れ替わった?)
- 式5の導出(古い文献か洋書)
★要確認
Fortaranソース(計算の流れ)
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