土木分野において、SAR の認知が広まりつつあるようです。
PS-InSAR を利用した変位観測を示す文献もちらほら。例えば以下。
古関潤一
道路土構造の維持管理の効率化のための干渉SARによる変状調査方法
国交省「社会インフラのモニタリング技術活用推進検討委員会」で SAR を用いた技術開発案が複数採り上げられていますので、認知が広まってきたのでしょう。http://www.mlit.go.jp/tec/monitoring.html
古関潤一
道路土構造の維持管理の効率化のための干渉SARによる変状調査方法
地盤工学会誌 66 2018
国交省「社会インフラのモニタリング技術活用推進検討委員会」で SAR を用いた技術開発案が複数採り上げられていますので、認知が広まってきたのでしょう。http://www.mlit.go.jp/tec/monitoring.html
河川堤防では日本工営さんが特許をかけようとされています。が、認められるのでしょうか?せっかく芽吹きそうな分野ですが、広まる前に芽をつぶすことになければよいと思います。ま、従来からあるPS-InSAR や経産省のコンペに出ていた機械学習による崩壊個所自動抽出には特許をかけられないと思いますので、個人的には影響ないでしょう。
近年は、SARデータに機械学習を組み合わせるのが流れのようです。例えば、以下。
山谷 祐貴ほか
山谷 祐貴ほか
CバンドSARデータを利用した 機械学習アルゴリズムによる圃場の作物分類
写真測量とリモートセンシング 56(4), 143-148, 2017
Random Forest 利用
郷右近 英臣ほか
TerraSAR-X画像の機械学習による津波被災地の自動検出
土木学会論文集B2(海岸工学) / 69 巻 (2013) 2 号
Logistic function、SMO(SVM)
支倉 一磨ほか
光学衛星画像とSAR画像の統合解析による東北地方太平洋沖地震の津波浸水域抽出手法の検討
生産研究 / 70 巻 (2018) 4 号
生産研究 / 70 巻 (2018) 4 号
決定木
災害前後 SAR 画像と DEM データを用いた CNN による土砂災害検出
人工知能学会全国大会論文集 / 第32回全国大会(2018)
人工知能学会全国大会論文集 / 第32回全国大会(2018)
CNN、転移学習(ImageNet)
大野 翔平
多偏波 SAR画像を用いた自己組織化マップによる自動目標認識法
電気通信大学 修士論文 2015
私も流れに載って年始早々に開催される東京・大阪の研修に申し込みました。残念ながら大阪は外れましたが、東京の結果は来てません。当たればいいな。
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