2017年11月1日水曜日

崩壊と違和感

先の台風で、複数の法面が崩壊。

その中には数年前に私が見た法面も含まれていました。吹付の亀裂は1か所だけで、他は正常だったのですが違和感があったのでよく覚えています。のり面のその部分が崩れたのではないか?と見てみるとビンゴ。まさにその部分が崩れていました。何か、気持ち悪い感じだったのでしっかり記憶に残っていた箇所でした。

別の法面ですが、先輩が事前に見ておられ、滑落するであろうブロックを決められていました。で、同様に崩壊したのですが、こちらもビンゴ。まさにそのブロックが落ちていたようです。

「気持ち悪い」とか「違和感がある」とか曖昧なのですが、数年内に落ちそうな箇所は感覚的にわかりやすいのかもしれません。形状と地質を見れば、人は判別できるのでしょう。説明は後付けなのかもしれません。
一方、次に崩壊する場所をなかなか抽出できないのも事実です。なにが違うのかな?と思います。素因は見やすいけど、誘因(豪雨時の水の流れ)は想像しにくいということでしょうか?

説明できないけど判別できる点は、ディープラーニングにもってこいです。ま、システムを構築・ブラッシュアップして実用化するまでには、まだ時間がかかるでしょう。
その間、もう少し、感覚を磨いておく必要があるでしょうね。システムに供する材料も集めておく必要があるでしょう。


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