2014年12月13日土曜日

油圧ショベルの大きさ

先日、ミニユンボを運搬車に積んでいた時のこと。

機体の大きさからみると重量1t程度かと思います。でも、通常はバケットの容量で油圧ショベルの大きさを表します。いったい、積んでいるミニユンボはどの大きさと言えば良いのか?と思い周りの方に聞いてみました。が、誰も詳細がわかりませんでした(ミニの大きさは車体幅と掘削可能深度しか気にしませんので)。
良い機会ですので調べてみました。


日立建機
http://www.hitachi-kenki.co.jp/products/excavator/medium/index.html

製品一覧
型式運転質量 kgエンジン
定格出力 kW
バケット容量 m3
新 JIS
低騒音
指定状況
排ガス対策
指定状況
ZX110-310900690.45超低騒音基準クリア
ZX120-5B1220073.40.50超低騒音基準クリア
ZX160LC-5B1660090.20.60超低騒音基準クリア
ZX200-5B198001220.80超低騒音基準クリア
ZX240-5B238001321.00超低騒音基準クリア
ZX280-5B278001401.10低騒音基準クリア
ZX330-5B319002021.40低騒音基準クリア111


小松製作所
http://www.komatsu-kenki.co.jp/products/excavator/

標準仕様
機械質量
(kg)
バケット容量
(m3)(JIS)
PC160LC-8
16600
0.65
PC170LC-10
17200
0.65
PC200(LC)-10
19600 (21000)
0.8
PC210(LC)-10
21700 (22600)
0.8
HB205(LC)-2ハイブリッド
1999021300)
0.8
HB215(LC)-2ハイブリッド
2200022900)
0.8
PC220(LC)-10
23000 (24500)
1.0
PC230(LC)-10
23800 (24800)
1.0
PC300(LC)-10
31100 (31880)
1.4
PC350(LC)-10
33290 (34070)
1.4
PC400(LC)-10
43100 (44000)
1.9
PC450(LC)-10
44600 (45500)
1.9
PC600(LC)-8E0
59125 (60125)
2.7
PC650(LC)-8E0
59925 (60925)
2.8
PC800-8E0
75000
3.1
PC850-8E0
79500
3.4
PC1250-8
109900
5.2
PC2000-8
200000
12.0

クボタ

超ミニバックホー

型式
機械質量(kg)
標準バケット容量 (m3)
最大掘削深さ
K-005-3
500
0.011
1,305
U-008
H870
DH890
0.018
1,600s
U-10-3
980
0.022
1,800



これらを見る限り、基本的には機械質量で機体に品番が振られているようですね。0.5m3だと12tで120、1m3だと24tで240程度の品番が付けられているようです。このような決め事?は知りませんでした。
馴染みのあるキャタピラー社は違いますね。質量と品番が一致していません。
ミニ油圧ショベルのみ合っていますので、日本だけの決め事なのでしょうか?
http://www.cat.com/ja_JP/products/new/equipment/excavators.html

今回積んだ機体は007と書かれていましたので、約700kgですね。機体から想定されるバケットは約0.02m3。スッキリしました。

一般的には、掘削深・容量だけでなく、運搬時の積載荷重(車両とアルミブリッジ)に注意しないといけないので、これらの関係は押さえておく必要がありますね。このあたり、設計段階ではどのように考慮・選定し、仮設道を設計しているのか、機会があれば聞いてみましょう。


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