2022年1月23日日曜日

FloPy その2

自身も FloPy を動かしていなかったことに気づきました。

ひとまず tutorialと example をいくつか動かしてみました。
MODFLOW 関連ソフトは含まれているのかと思いきや、別途DLが必要でした(当然)。MT3DMS はUSGS版でない方が必要でした。

動かしてみて気づいたのは、MT3DMS にいくつかの吸着式や離散化スキームが実装されている点。昔、Visual-MODFLOWを触っていた時にも選択できたのでしょうが、気づきませんでした。
結果を見ると、風上差分が訛っています。これ、OpenFOAM の1次精度風上差分でも同様でした。2次精度では改善していましたので、MT3DMS の upstream は前者なのでしょう。MOC(とHMOC)だと訛らない、MMOCだと訛るというのは意外。やってみないとわかりません。

先の揚水量と透水係数の変化に応じた水面変化は、tutorialケースを修正することで容易に確認できました。無理な条件を設定すると収束しませんし、取水深度を考慮する必要があります。水位ではなく水頭コンターが表示されますので、同じ平面位置でも、どの深度に観測孔を設けるとどのような観測水位になるかも想像しやすい。EXCEL よりはるかに多くの情報を与えてくれます。

やはり、その時代に即したツールを使う方が効率的です。

0 件のコメント:

コメントを投稿