勤め先でも、ようやくSAR の利用を考え 始めたようです。
といっても、担当はまだ本気ではないようで、
「使うための問題点や課題をこれから抽出します」
「社員の現状はこうでした」
といった報告をされていました。
SAR に関する私の要望はPSI一択です。実務なら数百万のソフトを買っていただく必要があります。手法の区別がつかない executives に承認権があるため、技術者も含めたそれらの方々の変化を待っている状態です。が、まだ時間がかかりそう。残念。
土木分野で見かける手法は以下の3種でしょうか。
強度画像(振幅のみ利用)
pros:RGB画像の合成のみなので、技術力や知識を必要としない。簡単。
cons:変位量が得られない。
DInSAR(differential interferometry SAR)
pros:広域の変位情報が得られる。
cons:土木構造物に対しては空間解像度が粗い。
MTInSAR (multi-temporal interferometric SAR)
SBAS (small baseline subset)
pros:広域の変位情報が得られる。変位の時間変化を把握できる。
cons:土木構造物に対しては空間解像度が粗い。
PSInSAR (Persistent Scatterer Interferometry)
pros:ピンポイントの変位情報を高精度で得られる。変位の時間変化を把握できる。
cons:欲しい位置の情報が必ずしもえられるとは限らない。
その他、TRE ALTAMIRA 社の SqueeSAR の利用を見かけます。精度が良いと謳われていますが、内容を知りません。パスコさんはじめ、国内でも提携する会社があるようですね。今後、報告が増えてくるでしょう。 楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿