2021年12月18日土曜日

個別要素法の接触力モデル

Catherine O'Sullivan 原著「粒子個別要素法」3章より、接触力を表現するモデルです。
これまで見たり接してきたりしたモデルが、どのような分類に属するのかを理解できました。この図書、良いかも。


法線方向の接触モデル
・線形弾性ばね
・簡易ヘルツ接触モデル
 材料特性(G, ν)の導入
・降伏を考慮した法線接触モデル
 ・ウォルトン―ブラウン線形モデル(半ラチェットばねモデル、履歴減衰モデル)
 ・ばね、ダッシュポット(線形ケルビンモデル):塑性変形によるエネルギー散逸を表現

接線力計算
・ミンドリン―デレシビッツ接触力モデル
 ・簡略版:ブクオックモデル
 ・ソーントン―イェンモデル(荷重履歴依存性の導入):非線形、再載荷の考慮

引張り力伝達モデル
・並列結合モデル

転がり抵抗
・岩下―小田の回転抵抗モデル
・ジアンらの回転抵抗モデル

時間依存性
レオロジー:ばねとダッシュポッの組み合わせで表現
・バーガーモデル(ケルビンとマックスウェルの直列):クリープの表現
・マックスウェルモデル(直列):経時変化による劣化

 

0 件のコメント:

コメントを投稿