2020年3月4日水曜日

土砂の停止位置

土砂が斜面を流下し平坦面に達した後、どの程度の距離で止まるか?

これ、計算で求めるのは難しいですよね。
計算事例が少なく、これといった一般値がまだありません(ある程度の目安はありますが)。パラスタで合わせに行くにしても、いくらか時間がかかります。

そんなことを考えながら、ふと思い出したのがコチラ。図解法で停止位置のあたりを付けられます。
國生剛治「地震地盤動力学の基礎 エネルギー的視点を含めて」

が、読み直してまた思い出しました。そういえばこれも同じでした。静止摩擦と動摩擦、内部摩擦の区別がない手法でした。
https://phreeqc.blogspot.com/2015/02/blog-post_24.html

これ、崩壊後に斜面の途中で止まっていた土砂が、仮に途中で平坦面に達していたらという事例だと簡単に位置を求められそうです。が、斜面上の停止位置を順計算のみで求めるのは「これで大丈夫」が言えないのでダメですね(少なくとも実務では)。
天然ダムを形成するような”みずみずしい”、”途中で正常の変化する”土砂もダメ。感覚的には乾いた土砂の方が合うと思います。ん?だから地震時なのでしょうか?

過去の事例を集め一斉に計算すれば、適用できる条件や適したツール、パラメータを求められるでしょう。
どこかの学会でやっていただけないでしょうか?


0 件のコメント:

コメントを投稿