2016年2月1日月曜日

3D Builder

Windows10 にデフォルトで入っているアプリ「3D Builder」が、どのようなものか気になりつつ、寝かせていました。

先日、時間ができたので触ってみました。
簡易モデラーのようですね。入力フォーマットは STL だけでなく、FBX や DXF にも対応しているとのこと。良いですね。

これ、ビューアーとして使えないか?と思い、Civil3D やV-nas Clair のデータを読み込んでみました。

STL はダメですね。やはり色が落ちます。
DXF もダメ。 概ね再現できていますが、一部で修復が必要と表示され、余計な面ができます。修復すると地形が崩れます。文字やポリラインなども表示されないですね。
地層を見回そうとしましたが、180°以上回りません。残念ながら、お客様に dxf を渡しただけでは自由に見ていただけないようです。
 
やはり現状では、CAD データは Bentley View で 3D PDF に変換し、お渡しする方法が良いようです。オブジェクト表示の on • off が可能ですし、dwg の再現性も、そこそこあります。3D PDF Reader などのアプリを利用すれば iPhone ・ iPad の様な携帯端末でも閲覧できます。また、断面形状の確認なども可能です。現場での持ち歩きと説明が楽になりますね。
多くの方が手にしているツールで、見たい箇所をいつでも、どこでも、自由に閲覧できるようになったのはありがたいです。

4、5年前では、土木分野での3次元化のニーズは小さかったように感じます。
http://phreeqc.blogspot.jp/2011/09/3.html
最近は i-Construction や CIM 推進の影響を受け、地形・地質・構造物などの3次元モデルが利用されつつあるようです。が、その閲覧、データの共有については、依然、個別の対応が必要になっています。3D PDFの利用は現段階での1手段にすぎません。対応できないモデルもあります。

今後さらに進展し、モデル閲覧・共有の敷居がグッと下がこと期待しましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿