ためていた地盤工学会誌を読み返しておりますと、平成26年度の地盤工学会賞が掲載されていました。
目を引いたのが、2つ。小径倍圧サンプラーと以下の論文です。
神谷ほか, 溶存イオンデータの多変量解析に基づいた広域地下水流動系の評価, 地盤工学ジャーナルVol. 9 (2014) No. 2 p. 219-231
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgs/9/2/9_219/_article/-char/ja/
執筆者が発注者主体になっていますが、最初の発表は学生さんではなかったでしょうか?勘違いですかね?
http://phreeqc.blogspot.jp/search/label/R
発表当時の「画期的」という評価には、まだピンと来ていないのですが、論文賞を取るくらいですので重要なのでしょう。ちなみに、まだ実務で使っていません。
倍圧サンプラーは、今頃なぜ?といった印象を受けましたが、これもほとんど使用していません。ほとんどのオペさんが使ったことがないサンプラーですので、準備なし、ノウハウ未伝達でいきなり適用というわけに行かないのと、サンプリングで失敗したくない(一発で採取したい、掘り直しは避けたい)=使い慣れた道具で取ってもらいたい、という思いがあるからです。
ただ、両者ともに学会賞を取るくらいですので、画期的なのでしょう。今後の動向には注意しておきましょう。
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