2015年7月1日水曜日

Infraworks と 道路中心線形XML

InfraWorks で作成した3Dモデルが好評で、色々追加要求されています。

先日、全道路に色を付けて欲しいと要望があったため、色のついていない箇所に計画道路を作っていました。が、LT版では設計道路を作成できないことに気づきました。

設計道路ができないと、後で線形沿いの動画(ドライブシミュ)を作成するのが面倒です。
何とかならないか?と思いつつ、Roadway Design がないと何ともならないので、計画道路を適当に地形の上に張り付けてみることにしました。

張り付けながら、やはりIPを適当に置くのはまずい思い、道路中心線形XML の読み込みをトライ。が、すぐに挫折。読み込む術がなさそうです。

ダメもとでサポートに問い合わせると、以外に簡単に取り込むことができました。
余談ですが、Autodesk社のサポートには良い印象がなかったのですが、この Infraworks のサポート担当さんは良いですね。特にレスポンスが良い。手探りの部分はあるようですが、質問に対する適確な調査と結果が早々に帰ってきます。優秀な方なのでしょう。

で、その取り込む方法は単純に以下の手順を踏むだけでした。

1. 線形 XML を Civil3D で読み込み、dwg 保存
2. Infraworks で Civil3D の dwg を読み込み。

設計速度等の情報を保持した設計道路として読み込まれています。良いですね。

設計道路の情報を利用して線形沿いのドライブシミュも容易にできました。
簡単なのですが、残念ながら出来栄えは数世代前のゲームのようでした。スケールの問題が大きいのでしょう。道路沿いの作り込みが必要です。
もともと、Infraworks は見せ手に技術がなくても手軽に可視化可能な反面、その出来がトイカメラの様なところがあります。やはりドライブシミュの様に、地形に近接した箇所の描画は、本職のCG屋さんに任せるべきなのでしょうね。

ま、簡単に道路設計の情報を取り込める、ということは分かりました。

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20150702追記
Civil3D 2015 + Jツールで中心線形XMLを読み込んだ際、起点の標高を誤って読み込むケースがあるようです。
今回は、起点よりマイナス側で標高をセットしていたXMLで発生しました。これ、可視化しなければわからなかったでしょう。



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