ブラインド信号源分離(BBS)は、2つのソースが混在した観測記録(波形)から、元のソースを分離しようという試みです。
音声であれば同じ媒体(空気)を通すので経路中の波形の変化は無視できそうですが、地震波の場合は2つの観測点まで同じ地盤を通るわけではないので、その変化を無視できそうにありません。その場合でも、どの程度使えそうか試してみました。
・ウェーブレット変換
・独立成分分析(ICA)
・非負値行列因子分解(NMF)
ウェーブレット変換は、簡単なsin波の合成でも振幅が大きく異なるとダメでした。
ICAはOKです。ソースの1つとして同じ地震波形を利用した場合、2つ目のソースの振幅が大きく異なっても奇麗に抽出できました。が、自然界にそのような都合の良いモデル波形はなく、実際の2カ所で観測された波形を使うとダメでした。NMFも同じくダメでした。
なかなか難しいようです。
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