地下水の年代測定において、トリチウムの有用性が低下してから、ずいぶん経過しました。
https://phreeqc.blogspot.com/2017/04/blog-post_10.html
その間、他の同位体を利用していたため、動向のチェックを怠っていました。
久しぶりに実務で利用された方のグラフを見ると、壊変前の値でプロットされておらず、壊変後の値でプロットされえていました。ま、そういう方法もあるよね、と思いつつスルーしていました。が、先日、文献を読んでいて同様のグラフを見かけました。
https://doi.org/10.1016/j.apgeochem.2021.105070
Insight into watershed hydrodynamics using silica, sulfate, and tritium: Source aquifers and water age in a mountain river
出典はUSGS
https://doi.org/10.3133/sir20195090
Tritium as an indicator of modern, mixed, and premodern groundwater age
Scientific Investigations Report 2019-5090
年代を決定できなくても、mixed か premodern かがわかるだけでも価値があります。今後はこのような使い方が主流になるのでしょう。
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