2017年8月6日日曜日

MT3D-USGS

ここ1週間ほど、現地踏査をしていました。

少し範囲を広げた予備踏査です。どのような地質が出ているか、構造の傾向は?等の確認段階です。あと、調査計画立案も兼ねています。どこをどのように調査するか、搬入はどうするか?など。どちらかというと純粋な地質踏査に近いこともあり、暑いけれども足は進みました。猛暑の中、私以上に動かれている現場の方、尊敬です。

今日は家でのんびり。
クーラーの効いた部屋でUSGSのサイトを見ていて気付いたのですが、MT3D の USGS 版が昨年9月に公開されていました。https://water.usgs.gov/ogw/mt3d-usgs/

MT3D-USGS capabilities and features include:
  • unsaturated-zone transport;
  • transport within streams and lakes, including solute exchange with connected groundwater;
  • capability to route solute through dry cells that may occur in the Newton-Raphson formulation of MODFLOW (that is, MODFLOW-NWT);
  • new chemical reaction package options that include the ability to simulate interspecies reactions and parent-daughter chain reactions;
  • ・・
HPでは上記のように一通り計算できるように書かれていました。
ゴロゴロしながら解説を読み進めていたのですが、反応計算では PHAST の方が詳細にモデル化できますね。残念ながらこれは圧倒的で、比較になりません。
一方、移流分散としては transport within streams and lakes が加わった分、適用範囲が広くなっています。SFT は1次元の例しか載っていませんでしたが、3次元でも理想的に動けば Dtransu より扱える問題が多くなるでしょう。GUI のプレができると実務でも使えそうです。もう少し待てばModelMuseに加わるかもしれません。

なかなか、all in one のソフトは出てきませんね。問題ごとにソフトを使い分けるだけなのですが、非効率と感じます。いえ、言い訳ですね。備えましょう。


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