噴出物は各地で古くから研究されており、その地方での層序が決定されています。数10cm単位で命名されているため、いきなり知らない土地に行って、一見では判別できません。
昔の資料では写真がなく、研究に使われた露頭も無くなっていることが多いようです。図書も適当なものが見当たらないですね。残念です。
こちらのサイトでは、写真を用いて噴出物を整理されていました。こういったサイトが火山毎に増えると、調査に出向く場合に助かります。
http://ooisivolcano.my.coocan.jp/volcano/tephras.htm
http://ooisivolcano.my.coocan.jp/volcano/tephras.htm
この連休中、既往柱状図やコアを眺めていたのですが、地元の地質屋さんでも噴出物の記載にはバラツキがありました。コアだけでは同定が困難ですし、構成物も不均質なので難しいのでしょう。扱うスケールによっても、対象や目的によっても記載を変えられているようで、それが余計に複雑化を招いていました。
私もまだまだ。
試料や露頭を何度か見直し、先輩に教えを請い、XRDの結果を見て、また見直しの繰り返しで、ようやく納得いくものができてきました。
試料や露頭を何度か見直し、先輩に教えを請い、XRDの結果を見て、また見直しの繰り返しで、ようやく納得いくものができてきました。
層区分を整理しGEORAMAに断面を書かせてみると、珍しく一発で決定。flow unit 自体は単純なのでしょう。
さらに細分すると、次第に矛盾点が出てきます。GEORAMAが正誤を教えてくれているように感じます。そこを修正していく際に、またコアを見直し再考します。
そうやって、何度も歩き、何度も見直して、自然の状態に近づけて行くのだと思います。地質屋の基本の一つでしょう。
さらに細分すると、次第に矛盾点が出てきます。GEORAMAが正誤を教えてくれているように感じます。そこを修正していく際に、またコアを見直し再考します。
そうやって、何度も歩き、何度も見直して、自然の状態に近づけて行くのだと思います。地質屋の基本の一つでしょう。