これまでは予測性能向上を目的にモデルを組んできました。が、お客様からよく聞かれたのはその解釈性、これまでの知見との整合性、妥当性です。予測性能が下がっても、解釈性が良いモデルの方が求められる場合もあるでしょう。
簡単なのは専門知見をベースとした制約をモデルに加えることです。単調性制約と相互作用制約は、モデルの解釈性を高めるためのツールの一つです。すでに有名なフレームワークには実装されていますので、トレードオフを提示するのは容易でしょう。
1. 単調性制約 (Monotonicity Constraints)
概要: 特徴量と予測値の関係に、単調増加または単調減少という制約を課すもの。
単調増加: 特徴量の値が増加すると、予測値も増加
単調減少: 特徴量の値が増加すると、予測値は減少。
利点:
解釈性向上: モデルの挙動が直感的になり、説明可能性が高まる。
過学習抑制: 不自然な関係性を学習することを防ぎ、汎化性能の向上が期待できる。
ドメイン知識の活用: 特定の特徴量と予測値の関係について、専門家の知識をモデルに組み込むことができる。
実装: XGBoost、LightGBM、scikit-learnのGeneralized Linear Models など。モデルの学習時に、どの特徴量に対してどの単調性を適用するかを指定。
2. 相互作用制約 (Interaction Constraints)
概要: モデルが学習できる特徴量間の相互作用を制限するもの。特定の組み合わせの特徴量だけが相互作用を持つように制約できる。
利点: 単調性制約と同様(解釈性向上、過学習抑制、ドメイン知識の活用)。
種類:
禁止された相互作用 (Forbidden Interactions): 特定の組み合わせの特徴量間の相互作用を禁止する。
必須の相互作用 (Mandatory Interactions): 特定の組み合わせの特徴量間の相互作用を強制する。
実装: LightGBM、EBM (Explainable Boosting Machine) など。
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