地すべりのすべり面を3次元で表現する場合、ボーリングで決定した深度と平面ブロックの位置を通すようにサーフェスを作成します。
ボーリングがない場合、あるいは地震後など多数のすべりが発生した場合に、尤もらしいすべり面を作成したいということもあるでしょう。精度が悪くとも、GIS等で広域かつ一括処理できれば便利です。
SLBLという手法を最近知ったのですが、これが手軽でしょう。
作成される深度に地質的な根拠はなく、処理も周辺4~8方向の高さを使用するだけで非常に単純なのですが、経験的におかしくない面を作成できそうです。公開されているArcGISのプラグインは不安定でしたが、うまく動いた時の結果だけを見ると、それなりに使えそうな考え方でした。
近年ではInSARと組み合わせてキャリブレーションしようとする方もいらっしゃるようです。国内では、そこまで大きなすべりは扱わないでしょうかね。
GPTでも組めそうな程度の内容です。活用してみましょう。
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20250105 追記
SLBL なら csv のみで処理できるでしょう、と自分で組んでみました。
ポリラインで地すべり範囲を囲まず、 csv 全体を作成対象とすると、接谷面図のような結果になります。山頂の尾根部にも面ができてしまうので、囲まないとダメなのでしょう。
ま、これはこれで使えそうですが。
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