2024年12月24日火曜日

SBAS 自動解析

Automated Python workflow for generating Sentinel-1 PSI and SBAS interferometric stacks using SNAP on Geospatial Computing Platform - ScienceDirect

PS と SBAS の自動解析スクリプトを作成したよ、という内容です。コードは公開されており、私の環境でも少しの修正で動きました。

文献にも書かれていますが、時系列変位の整理までは実施してくれません。データもローカルにダウンロードしてから計算されますので、時間がかかります。必要となるストレージサイズも大きくなるなため、個人的にはLiCSBASなどの他のコードの方が魅力的でした。

SBASベースの手法には、多くの種類があります。近年ではMSBAS(多軌道・多視点解析)による立体的な変動把握や、インフラ監視・建物傾斜などに対してP-SBASなどの高精度型の需要が強いようです。このあたりは勉強していなかったので、いずれフォローしましょう。

欧州ではデータも自動解析結果もweb上で無償公開されていますが、国内ではまだまだ。これは日本も頑張ってほしい。
一方で、自動解析ではローカル用にチューニングされていないそうですので、プロの技が必要になるとも。素人ユーザーとしては、様々な種類の自動解析結果を得られた場合でも、その精度や誤差に関して留意すべきなのでしょう。


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