18~20日まで、鹿児島で火山学会の秋季大会がありました。
私は参加していませんが、同僚が参加しており発表要旨を見せてもらいました。
と、俄然、気になるモノが。
DAS (Distributed Acoustic Sensing) で火山性地震や土石流を検知した事例です。
これ、最近の流行ですよね。機材が欲しいのですが、高価なので指をくわえて眺めています。
DASは既設の光ファイバーを利用できるので、接続する機材のイニシャルコストに目を瞑れば非常に手軽です。既に全国に受信器が設置済みと言えますので。そのためか、国内でも地震や火山以外に、いくつかの用途に向けて研究されているようです。例えば、河川。
国総研:河川堤防の変状検知システム実験結果nilim.go.jp/lab/fbg/gijyutsukoubo/jikkennkekka/report/10.enaa.pdf
中国地勢:分布型光ファイバセンサによる河川堤防の 観測方法の検討について
https://www.cgr.mlit.go.jp/tyokugi/74/d4/05.pdf
数百ch、大きいと 1000Hz でデータを取られているので、処理はヘビーです。空間方向を時間方向になおして波形を作る前処理も必要になることがあります。が、Pythonでも処理は可能です。
地すべりや物理探査、実務でも使えるのですが、市場が大きくなるまでは皆さん様子見でしょうね。先行投資できる体力のある会社が羨ましい。
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