2022年10月16日日曜日

ADXL312 & MPU6886

手元にあるMEMSセンサー(加速度)の比較です。

近所の公園に出かけ、ADXL312 と MPU6886 で振動を測定してみました。

測定条件は以下の通り。
・ADXL312: 1.5G, 2.9mG/LSB
・MPU6886: 2G, 0.06mG/LSB

・常時微動(10分程度)
・センサー周辺で連続ジャンプ


まずは常時微動。

ADXL312

MPU6886

ADXL312 の方が見かけのノイズが小さく見えます。Z(緑)がドリフトしています。
MPU6886 はその倍くらいのノイズになっています。ドリフトは小さい。
ちなみに、スペクトルは両者ともフラットなホワイトノイズのような形状でした。おそらく実際の微動はこれらの1/10以下でしょうから、微動計としては使えません。工業用センサーなら微動を測定できるのでしょうか?

次、ジャンプ。故意に振動を与えた場合です。

ADXL312

MPU6886

ADXL312は、鈍いですね。Zの揺れが小さい理由は何でしょう?
MPU6886は大きく反応しています。が、コチラは大きすぎるような。
絶対値として両者とも誤っている可能性があります。微動計とあわせて測定しないと評価できませんでした。

一概にMEMSセンサーといっても、モノによって特性が大きく異なるようです。使用する場合、その計測値を微動計の計測値と比較するなどして事前に特性を把握しておかないとダメですね。

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