2019年1月6日日曜日

表層崩壊の現地実験映像

昨晩、NHK で人工降雨?による表層崩壊の実験映像を流していました。

すごいよ出川さん!本物の火事&土砂崩れ!衝撃映像満載のメガ実験バラエティー
「土砂崩れに予兆はないのか?」

これ、地すべり学会にも映像がアップされており、ダウンロードもできます。
https://japan.landslide-soc.org/for_general_index.html

テレビでは 180mm/h の解説がありました。なかなか崩れないため徐々に降雨強度を上げ、最終的には過去最高程度に至ったようです。何時間続けたか?観測機器の動きは?など細かい話はありませんでした。

崩壊形状は平坦で薄く、違和感のある映像でした。人工降雨が短期間で地盤内に浸透できなかったためでしょうね。一方、それ故の流動性に対しては納得。豪雨に起因する崩壊では、対岸まで土砂が駆け上る例もあります。このような挙動を示す場合もあるのでしょう。
驚いたのは土堤の範囲。ばっちりでしたね。どのように設定されたのでしょう?感覚でしょうか?
私ならもっと広く作って、下流側に駐車させませんが。あの程度の高さの土堤は気休めであり、役に立たないことを知っていますので。万が一、もっと大きな崩壊が発生したら、などと考えてしまいます。地下は見えないですからね。

観測データが開示されるかどうかわかりませんが、もしかすると映像を掲載している地すべり学会から「報告」が出てくるのかもしれません。その場合は見てみましょう。


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