2018年9月16日日曜日

AI の活用

昨日の NHK スペシャルを見ました。

ウェザーニューズ社の取り組みが紹介されていました。
最近、web では「気象庁の発表より早い」という意見も出ていましたが、それだけ自信がついてきたのでしょうね。

・今年2月よりAIを利用。
・14時間前に7月豪雨の予測を発表
・教師データは雨雲レーダーの画像のみ。
・過去3年分の画像を学習。
・現在の画像を与えて予測。
・予報は250mメッシュ。

防犯、医療分野での活用についても紹介されていました。
正解に近い可能性があるなら情報の一つとして利用しますし、それで結果がついてくれば信頼性が向上し、良いスパイラルにはまっていくのでしょう。

番組では 「AI」というようにざっくり、一括りにされており、具体的な手法・ライブラリ等には触れられませんでした。
また、「ブラックボックス」も協調されていましたね。これはおそらく、output を全て確認できる状態で結果が提供されていないだろうという点と、ノンパラメトリック手法故の解釈性の低下といった点の、2つの要因が含まれていると思われます。地質モデル作成における決定論的手法と統計学的手法の違いにも似ていますね。
実際のところ、何を重視したモデルなのかは、ある程度教えてくれます。個人的には、検討するための材料としては十分なように感じています。

機械学習関連のライブラリや、GUI は自由に使える時代です。素人でも結果を出せるソフトも販売されています。ノンパラメトリック手法を敬遠するのは構わないと思いますが、使えないのはまずいでしょう。両方使える技術者が有利になるのは必然です。


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