2017年6月6日火曜日

Groundwater age

4月から時間を見て取り組んでいた地下水の年代推定ですが、一定の成果を得ました。

面白い知見もあったので発表を薦められましたが、利害関係上難しいでしょう。ま、私の技術の肥やしにはなりました。

今回は若い地下水を題材に、CFCs と SF6 をトレーサーとして利用しました。この利用方法は USGS や IAEA より詳細に解説されています。特に後者では年代の推定に使うパラメータや精度にかかわる事項など、基礎から応用事例まで充実した内容が紹介されています。これまで幾つか運命的な図書に出会ってきましたが、これもその1冊になることでしょう。

IAEA 「USE OF CHLOROFLUOROCARBONS IN HYDROLOGY A Guidebook」

水質は岩石との反応で流下とともに変化しますが、人工物質は保存性がよくトレーサーとして扱いやすいと思います(勿論、保存性の悪いものもあるようです)。それらを多点で測定しておけば、移流分散解析による再現で、時間・空間ともにより精度の高いモデルが構築できるでしょう。数十年前から実施しているトレーサー試験を再現していることと同じですからね。
それを踏まえたうえで、水質から岩石等の組成・層厚を逆解析できるかもしれません。実際は多くの問題が出てくると思いますが、理屈はあっているでしょう。

地下水の問題に関しては、まだまだ分からないことだらけです。が、それを解くのに「時間の検証」という効果的かつ強力なツールを手に入れたように考えます。
これから、もっと手を付けていきたい分野ですね。


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