地形量と崩壊の関係を整理してみようかと考えていました。
DEM が 1枚あれば、多くの地形量を作ることができます。それと相関性を見てみるだけです。GIS 仕事です。
文献を探してみると、地震時でトライされた内容がありました。誘因として雨の要因を考慮する必要がなくなるため、地震時の方が良いのでしょう。
安田ほか(2006)動的振動解析による地震時の加速度応答および斜面変位と地形効果に関する考察
https://doi.org/10.11475/sabo1973.59.4_3
統計的に整理するに数が少ないと思われますが、方針はこれと同様です。
地震時だと揺れの方向と斜面の方向が関連するので、数値実験の方が整理しやすいでしょう。斜面のモデルは少なくても、揺れの方向を自由に変えてその応答を見れば良いだけですので理屈は簡単です。時間はかかりそうですが。
実際の地震波では、斜面の法線方向から下向きの場合が最も危険になるでしょう。以下では、ある程度考慮されているようです。下向きの角度はよくわかりませんでしたが。
篠田ほか(2018)広域的な地震時斜面崩壊危険度図の作成方法
https://doi.org/10.2208/jscejge.74.177
どなたか整理されていないでしょうか。単純な話なのでありそうですが。
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